楽しいことには名前がない

台風が去った翌日のこと。

ちょっと運動しようぜ、という名目で友と河口湖畔に行きました。 河口湖って一周20キロらしいぞ。へぇ~。なんていいながら ハイキングなのかウォーキングなのか、お散歩なのか知らないけど 歩いたり、休憩したり、写真撮ったり、寄り道したり、ご飯食べたりして、疲れるまで歩いたら温泉に入って帰る。という最高のやつをやりました。

平日の昼間から、帽子かぶってレギンスに短パンはいて、リュックしょっておまけにサングラス。 これから登山ですか?と声を掛けられながらも笑顔でかわし、異国の観光客の間をすりぬけて湖畔をうろうろ歩きます。 眺めは最高。天気も最高。コンディション抜群。 空気は澄んで、雲一つない青空の下、足の筋肉よりなによりほっぺの筋肉を一番使ったんじゃなかろうか。

あぁたのしかったなぁ。

今、ほんの少ししだけ残るジーンとした日焼けの感覚と筋肉痛を感じながら、思い出し笑いとともにきのうを振り返っています。

ほんとに楽しいことって、名前がないよね。 くだらなすぎて文字にしたらなんてことないし、どこに行ったとか何をしたとかじゃなくって、ばかみたいに笑ったこと。 どうでもいいような出来事とか予定してないハプニングとか、言い間違えとか、風とか、なんていうかそんな感じ。

笑ったりだまったり、目的もなく歩いたり休んだり。 気ままにやって、疲れて、いい景色見て気持ちよくて、また元気出て。

温泉入って、夕暮れ。 休憩所のわたしたちは風呂上りに横並びで、鴨だしそばとアジフライ定食、それからもつ煮を分け合いながら無言で食べてた。 心地いい疲労感と温度、美味しいごはん。それ以外なんもない。

ふと気づいたら、しばらくしゃべってないな。 空気のようにとなりにいたから、家族みたいだねって言ったら え?あぁ。なんも考えてなかったよ。おぉほんとだ、家族だね。笑

頭、1ミリもつかってない。気、1ミリもつかってない。ただ、わけあってごはんをたべた。 これ、しあわせ。

なんてしあわせな1日だ。なんて日だ。小峠だ。

あとは帰って寝るだけ。

最高じゃないか。日曜日の神髄。サンデーラボらった1日。

追伸:どのくらい歩いたか万歩計アプリを見たら、まさかの5キロと出たよ。ねぇ寄り道しすぎ。    湖畔一周は果てしなく遠い。