お盆は家族と。

まだまだ暑いけど、なんだか空気が変わりました。秋に向かっているのを感じます。

わたしの仕事はお盆休みがないので、この日曜日は家族や親戚と会ったり、お盆の準備などをして過ごしました。

少し夏バテ気味だった私ですが、家族たちと楽しいひと時を過ごせて、その夜はぐっすり眠れました。

とても楽しかったので、日記にします◎

大歓迎

きのうは親戚の家を訪れ、甥っ子らに大歓迎を受けました。大歓迎とは、ちいさい体のひとまわりもふた回りも外側に溢れちゃうほどの喜びで、大きな声で名前を呼んで走って来てくれたり、捕まえたクワガタを見せたくて見せたくて絨毯の上に土をこぼしちゃったり、お線香をあげる私の背中に乗って手を合わせていたり、お祭りで買ってもらった光る剣を見せたくて恥ずかしくてでも見せたくて、振り回して壊してしまい怒られてしまったり、回転して勢い余って転んで泣いてしまうほどのものでした。

目がキラキラキラキラ輝いて、なんだかどうしても顔が笑っちゃって、くるくる回りたくなっちゃって、うれしくて溢れちゃって、もうどこから見ても大大大歓迎でした。

こんな風に喜びを溢れさすことができるって、なんて素敵なんだろう!

子どもたちがいると、空気が動きだします。元気な声と足音が行ったり来たり。きっと、じいじも喜んでいるだろうなぁ。

わたしが訪れたのは、姉の義実家です。

ひいおばあちゃんがいて、おばあちゃんがいて、母ちゃん(姉)がいて、内孫の彼らがふたり。新盆ということもあり、色んな方が訪れてはお仏壇に手を合わせて畑で採れたスイカやところてん、ぼた餅などを食べながら談笑していました。

 

連れて行きたい

来客が多く、忙しい家の中だったので近くの公園に行くことになりました。兄弟で、大好きな公園まで私たちを案内してくれるとのことです。

兄はクワガタの入った四角い虫かごを抱えて、水筒を持って準備をしています。弟はもう駆け出しています。クワガタは邪魔だから置いて行くように言われ、彼は抵抗していました。そして折れずに自分の手でしっかりと持って行きました。

公園にクワガタを持って行っちゃダメなんてことはないのです。本当に好きなんだなぁ。

重いです。邪魔になるかもしれません。でも、今は一緒に行きたい。それだけです。次は置いて行くかもしれないし、また持って行くかもしれない。それでいいのだと思います。

駆け出した弟は、くるりと戻ってきて私の手をとってくれました。わたしが初めて行くので、案内してくれるみたい。白い線の中を歩くと車にひかれないよ、あ、車が来たよ!てんとう虫がいるんだよ!みゆきも白い線歩ける?

追いかけては手をとって守っていたはずの小さな手が、きょうは頼もしくって、わたしはなんだかうれしくて、わくわくしながら歩いていました。

 

てんてん公園

てんとう虫がいるんだよ。ステゴザウルスもいるよ。道中、兄はてんてん公園のことを色々教えてくれます。

弟は雨上がりの水たまりの中を歩いています。わたしの手のイボを押してくるので、ロボットごっこをしながら歩いて、公園に着きました。

弟はお役目終わりと、ぱーっと手を離すと一目散に駆け出しました。兄は、てんてんがどこにいるか、それからステゴザウルスがいるでしょホラね背中が薄っぺらいよね、と全部説明してくれました。

てんてん公園には、てんとうむしとステゴザウルスの遊具、あとは走り出したくなる芝生広場や川、橋、小道には石や丸太が敷いてあって、他にはちいさなバスケットコート、木のベンチなどがありました。こじんまりと広々していてかわいい公園で、私もあっという間にすきになりました。

雨上がりだからか誰もいなくて、公園は私たちの貸し切り!クワガタの虫かごを木の下において、走ったり、転がったり、すべり台したり、遊び出しました。

トンボが飛んでいました。

弟は知らぬ間に裸足です。

 

すべり台はスベりしらず。

てんてんの遊具にはすべり台がついていました。ふたりはひとしきりすべって遊ぶと、わたしにもお誘いが。

オッケーオッケーすべり台くらいすべれますわよと、遊具に上がりました。あ、でもきょうは真っ白のズボン履いて来ちゃった!雨上がりだしお尻つかないで滑ろう。と足をつけて滑り台に踏み出すと、なんとそこはローラーすべり台。私はおしりをつかないように必死で中腰のままギャーーーーーーーー!!!!!と叫びながらすべり台をすべることになりました。ローラーに足をのせると思いのほかスピードが出て、もう着地がどうなるのかこわくて必死の形相。そうです、ローラはいくら踏ん張ってもブレーキがきかないのです。必死のローラーサーファーは、そのまますべり台を飛び出して一瞬宙に浮き、さらに大きくギャーーーーーーーーー!!っと叫びながら、うまいこと両足でシュタッと着地したのでした。

それをみた兄は、大爆笑!息が止まるんじゃないかっていうほど、顔をくしゃくしゃにして笑い転げていました。

そんな笑顔を見せられちゃー、。えーなによもう、私今日まで生きててよかった!と思うほど!笑。

弟は私の雄姿に触発されたのか、真剣に足すべりに挑んでいます。兄は爆笑しながらもう一回と言っています。何度すべったでしょうか。何度やっても腹の底からギャーーーーー!っとなるくらいコワいのに、あんなに笑ってくれたらもう。体張ってやっちゃうのでありました。

何度すべっても、スベらんなぁ。兄のツボは押さえました。笑いすぎて顔真っ赤です。

走って転がって水飲んでまた走って。ひぃひぃ。わはは。

遊びつかれたらそろそろ帰ろう。帰りたくなくて一瞬発狂してたけど、帰り道も楽しくて、またわはは。

 

帰る場所

帰り道は、行きと違う道を通って家まで案内してくれました。これまたたのしい。

ここでお祭りのおみこしをみたよ、ここを曲がったらもうすこしだよ。お家が見えてきた。ここがおばあちゃんのお家。ただいまー!!

帰る場所があるからまたいいね。

 

大きなスイカをお土産にもらって、私たちも家に帰ります。バイバイ、またね! 帰り道は疲れてぐうぐう寝てしまいました。ほんとこども。

そしてお盆の支度のための色々を買って家に帰ったら、またうれしいことが待っていたのでした。

 

つづく