秋の夜長に

秋の夜長の白髪染め

時々やってくる白髪染めのご要望にお応えして、「サロンど畳」がオープンします。

もちろん私がオーナーです。 母の髪の毛はとーーーーーーーっても多くて、とーーーーーーっても強い毛です。腕の見せ所とばかりに私も張り切ります。

毛染め用のハケと櫛が合体してるコームを見ると、なんだか懐かしい気持ちになるのはなぜだろう。 前世美容師だったのか。(笑) いやたぶん、おじいちゃんの白髪染めをおばあちゃんがしていたのを思い出すのだと思います。ずっとずっと前の記憶だけど。 最近の記憶では、おばあちゃんの髪をお嫁さん(私のおば)が庭でカットしていたことを思い出します。ケープして、椅子に座って。なんか、いい光景なんだよな。ほのぼの界の上位にランクインする、ほのぼの度でした。

わたしが母の白髪染めの担当になったのはここ最近のことで、まだ片手で数えるほどしかやってないのだけど、なんだかめんどくさいのにとっても楽しい時間になっています。 新聞紙の上に座ったほぼ半裸の母を前に、動じることなくビニール手袋をして髪をとかす私。 なんだか笑えます。しあわせです。

ふたりの大好きな劇的ビフォーアフターを見ながら、あーだこーだおしゃべりして。

お互い白髪が増えたけど、母娘の会話も増えたよね。まだまだきれいでいましょうね。 30分経ったらおふろへどうぞ。 あ、次回はマッサージもお付けしましょう。特別ですよ。

こんな秋の夜長も、いいもんです。

さてさて、サロンど畳はそろそろ閉店。またのお越しをおまちしております。

おやすみなさい。