甲府レトロ じゅんじゅん
引き戸のじゅんじゅんが、続けてじゅんじゅんじゅんじゅんってなってるところがツボです。
わくわくします。
甲府にあります、じゅんじゅんです。
大好きな友に連れられてやってきた、レトロスポット。
来たことなくても、誰もが絶対懐かしいやつです。少し腰の曲がったやさしいおばちゃんが迎えてくれるという、裏切りのないタイムスリップを味わえました。
この日の目的は、甘いものを食べたい。ということで、ふたりでクレープを買いました。
私は子どもの頃からクレープと言ったらいつもこれ、チョコバナナクレープ!(230円)
今あるインスタ映えはしないかもしれませんが、昭和世代の心をくちゅくちゅくすぐるこの包み♡(中はアルミホイルでクレープ包んである)
なんかなーつーかーしーぃ。
片方のクレープには、おばちゃんがマジックでサインのようにストロベリーって書いてくれました。
ここはもう35年目なんだって。わぉ同世代です!
始めた時から何も変わらずずっとここでやってますっておばあちゃん。なんかいいよね、こういう場所。
よく続いているなぁ、うれしいなぁ。
なんの変哲もないこの甘いクレープに、みんなそれぞれの想い出とわくわくした気持ちがトッピングされて、上乗せで美味しくなっちゃうんだよなぁ。
黄色のクレープの中からふわふわのクリームが出てきてパクッと口にふくむ時、ただただ訳もなくウフフフフフーーとなるんだね。
ふつーのクレープ。クリームとバナナとチョコ。
それが特別になるのは、たくさんの目に見えないなにかで、それは想い出なのかなんなのか、ハッキリ思い出しもしないのだけど、経験してきたきっと宝物のような子どもの時の記憶なのかしら。
たのしいね、うん たのしいね
美味しいね、うん 美味しいね
こーんな記憶のかけらがが光る瞬間なのかな。
こうやって大人になってもその気持ちを何度も楽しめるって、しあわせものだなぁって思うのでありました。
体にいいものもいいけど、心にいいものも思いきり楽しもう♡1つアイテム増えました。
おばちゃんとバイバイしてから、街をプラプラと歩いて、古い建物の玄関前の階段に腰掛けて、パクパクとクレープを味わいました。バナチョコとストロベリーを味見しあったり、何を話すでもないけれど、でも笑って。
夏休みの小学生みたいで、とても楽しい気持ちになりました。リボンでも買って、夕飯までに帰りたくなるような。
こんな気持ちにしてくれた、じゅんじゅんにありがとうのきもちー。