ゾウと白と黒とグレーの小鳥

朝の通勤、信号待ち、ポーッとしてたら後ろでコツコツ、コツコツとこもった音がしたのでなんだろうと振り返ると、後部座席の窓に小鳥。。! まさか鳥だとは思ってなかったし、窓も開いていないそんなところに止まれるのかとびっくりしていたら、雨よけに飛び乗って車の上に乗った。 そのまま飛んでったのか、まだ屋根に乗ってるのかわからないけど、信号が青になったのでゆっくりアクセルを踏んだ。もう飛んだのかな、まだ乗ってるのかな。 はぅ、めっちゃ近くで鳥と目があった。びっくりしたけど可愛かった。白と黒とグレーの小鳥だった。なんだったのかな~とりあえず、安全運転になったよ。

そして昼休み。今朝はゆっくりしたのでお昼準備しておらずごはん求めてコンビニへ。土曜はラジオでいい感じの昔話をきく聴くのにはまってるのでFMが付いていたんだけど、なんか助手席に置いてある昔のCD達が気になっちゃって一番上のを取ったら星野源だった。友達にもらったやつだ。星野源大好きになっちゃったやつ。くだらないの中に・ブランコ・湯気・くせのうた・・・久しぶりに聴きながらしみじみドライブだい。

時間が過ぎるとわかるなんでもない毎日の なんでもない当たり前、もしくはいやになる喜怒哀楽さえ、それが幸せのど真ん中。って気づくまでの時間差。それが短くなればいいのに、そしていつかなくなればいいのにってたそがれつつ、こんなたそがれもど真ん中なのかいね。だから、それはひとまず忘れて毎日を思いきり喜怒哀楽して、あとで幸せだったと言おう。そうしよう!

そんなこんなでコンビニに着いてドアを開けたら、白と黒とグレーの小鳥がいた。もしかして朝からずっと屋根にいたの?と思ってびっくりしてしまった。きっと違うけど、もしかしたらそうかもしれない。そう思ったらとっても楽しかった。なんというか、ゾウにでもなった気分だった。

もし私がゾウになったら小鳥を乗せて歩きたいと思っていた。飛べるはずの小鳥が、ゾウみたいなゆっくりな歩みと共に行くのがいい。だってゾウがすきなんだよきっと。

もし小鳥になったら、ゾウを見つけてとまりたい。だってゾウがすきなんだよ。

今日は小鳥のせいで、そんなことを思い出したよ。

おわり。