根っこ
きのうみた空
どんどん変わっていく景色から目が離せなくて
土手を登った。
とてもいい予感がしたきのうの夕暮れ。
そして、
とても苦しい今日。
わたしはきっと、わたしのこころの
黒い部分のもとのもとのもとのもとの所
それが何か
自分でわかっていない。
わかっていなくて
いつも間違えてるんだと思う。
正解はわからないけど、正解ではないことにだけはきっと感づいているから、どこかもやがかかったまま、でも間違えきれなくている。
間違えたまま突っ切ることもできず
でも正解もわからなくて苦しい。
もしかして、正解するのが怖いから
わざと間違えてるのかと思ったこともあったけど
そのとき正解と思ったことも、きっと間違えな気がしている。
正解とか間違えって言葉を使うと
変な感じがするけど
なんというかこころの本音みたいなもの。
わたしの黒い黒い部分の本音
光の本音も
もとをたどれば
同じところにたどり着くのかな。
知りたい。知りたくない。
涙の根っこ その理由。
わたしは本当は何を求めているんだろう。
いつかわかる日がくるのかな。
いや、わかっているのかな。
何が言いたいんだか。
今日は、ちょっと疲れてしまった。
いい予感がしたきのうの空をみてゆっくり休もう。
きのうの風を思い出して
すこしだけやさしいきもちになる。
夕やけに背を向けたら
まんまるまであと少しのお月様が光っていた。