わたしの一部

突然湧き上がったいろいろ
 
 
****
 
 
お金へ対する罪悪感や嫌悪感
常識、価値
汚い、やらしい、憎しみ
でも
欲しい、欲しくない、、欠乏感と執着
怖さ
みたいな
 
私がずっと持っているそれに
このところ気づいていて
 
お金を使うこと
受け取ることを、意識をしていたこのごろ。
 
加えて予定外の収入減と出費が重なった2月3月。
 
自分とお金に向き合うことになる。
 


ん?いや、これはお金についてだけじゃなくて、自分の見えなかった本音に気づくというか
 新しい気持ちを知る
いろいろの想いがくるくる回った。
 
 
 
 
 
 
わたしはどうしていいかわからず
 
戸惑っていた。
 
 
「お金はいらないよ」
と言われた時に、急に怖くなるのは
自分の価値がお金に敵わないと思っているから。
 
 
お金があって、はじめてスタートラインにたってそこに居れると思っているから。
 
ただの裸の自分は、何にもできないと
信じているから。
 
 
恐縮しているふりして
大人の常識みたいなふりして
いい人みたいなふりして
ほんとは
自分が受け取ってしまって
それに応えられないのがこわいのだ。
 
 
それに見合わない
情けない自分を見るのがこわい。
 
 
私は自分で決断できず、、目安の金額を聞いた。
 
そしてそのままたくさんの優しさ割を受け取って、最低限の必要金額を包んで家を出た。
 
 
これでも大きな勇気だった。
 
 
そして、あたたかく開かれた場所に
また帰ってきた。私がどう悩もうと、変わらずそこに居てくれる。
 
ひとつほっとして
 
 
そして、そこでまたくるくる回る。
 
 
わたしになにができるかなって思っていたとき
家族として私を受け入れ、必要としてくれて
それに応えれることがうれしくて
逆に、私が無理なく応えれるように待っててくれて。。。
 
そのおふたりの愛を受けとりたい。
わたしは無理なくここにいたい。
 
 
でも、迷いが来る。
あの言葉を素直に受け取っていいのかな?
だって、お金はいらないって、ごはんも寝床も用意してもらって、たくさんの体験と学びをもらって、私は丸裸でそこにいるだけ?
え!何者だよ!いやふつーに考えて人としてだめでしょ。
お前になにができるのだ。
こわやこわや。
 
少し軽い封筒を出せずに脳内会議。
お金ってなんなんだろう。
 
 
私は何ができるのか。
いや、何にもできねーよ!しっかり金払えよ!おばか!
 
ちょっと待って
何かをすることは、何のため?自分の価値を認めるため?
違う。
大好きだから。
ここにいたいから。
だからここにいる。
 
 
目に見えて気の利かない
得意なこともない
むしろ手を出すと面倒なことを引き起こす
 
そんな私がお金も払わずここに丸裸でいて、
なにか役に立てるのか
 
嫌われないか
がっかりされないか
 
こわくてこわくてこわい。
 
 
でも
でも。
 
ただ自分が自分であることに集中することで、誰かの役に立てるのかな。
ねぇ、どうなんだろう。私。
こわいけど、そんなことを想った
 
 
そう思っている自分がどこかにいる
どこかじゃなくてここにいる
 
 
ふぅと、ひと息ついて

目の前で、素直に思いやりや愛を行動で表現できるすてきな人を見て
それができない私を責めそうになりながらも、
 
何もしないを、選択する。
 
 
ただここにいることを、選択する。
 
 
そして、これは今思えば意地だったのかもしらないのだけど、私は用意していた封筒の中の金額から、お札を数枚抜き出して、一枚だけ残し
 
家族になる。という決意のもと、丸裸で封をした。
 
 
 
人として終わったかも。
みたいな気持ちがよぎるけど
家族だもん。みたいな喜びもあった(*^^*)
 
 
 
 
それから忘れたり時々思い出したりしながら時を過ごして、最終日
ただのわたしは、みんながそのまま自分でいるよろこびを、響き合いを実感する体験と、ここでの営みに満たされて
 おふたりがすきで、みんながすきで
あふれる気持ちを感じて。
しあわせだった。
 



そして
ふと。
 
 
 

さわさわさわさわ。
 
 
封筒の中身が気になった。
 
その時は、やっぱり少ないかも。。と怖くなってモヤモヤわさわさしてるのかと思った。
 
 
 
不安になることで自分を守ろうとする自分。
 
人に話して「大丈夫」と言ってもらおうとする自分。
 
弱い情けない自分が顔を出して。ぽろり。
 
不安を言葉にしてみて、気づくことがあった。
 
 
不安なんじゃないかも。
なんか違う。
 
私は本当はどうしたいのだろう。
 
 
不安になると、それに靄がかかる
 
 
 
私は受け取りたい
 
そして、溢れるきもちを伝えたい
 
 
両方。
 
 
 
受け取るに固執して
いつの間にか、ミッション化して
本当のきもち、わからなくなる。
 
はじめに思ったことから離れてく
 
 
はじめに戻って
 
じぶんにできる範囲で
無理をしない自分で
わたしにできることを
ただする。
 
 
できることがあるのに
出し惜しみして
受け取る練習だ。なんていうのは、
意地を張っているような
不自然なきもちがしてきて
 
 
私はもう充分受け取っていて
もう充分溢れていて
 
出し惜しみなんてしたくなく
 
 
その一つとして
お金も存在して
 
お金は愛のひとつで
感謝のひとつで
わたしの一部
 
決してまるごとわたしに代わるものなのではなくてわたしの中の
愛のひとつ
 
 
そう思って
ささやかなささやかなわたしの一部を
心から渡したい。
 
 
 
 
お金の数で、わたしの愛を測られることがないことを感じているから。
 
わたしの中の溢れる想いが喜びだったから。
 
 
0でも伝わる
10でも伝わる
 
なら無理がなく
わたしから出せるものを。
 
他の人より少なくても、
わたしがここでもらったものには到底そぐわない数だけど
 
 
 
 
わたしは出すことも受け取ることも同じように幸せだった。と気づいた。
 
 
 
 
 
ふと、ある人が言った言葉を思い出す。
 
お金に恥をかかさないこと。
 
 
 
初日あの封筒から抜き出されたお札は、前日に私が喜びをもって包んだものだった。
ぎりぎりの中で、でも一番に用意した大切なものだった。
 
それを、私が混乱して
無理に抜きとった。
 
 
本当は、とっても少ないけど、でも包みたかった。
 
 
なんだ、そうだったんだ。
 
ごめんね。
 
 
 
喜びとともに
小さな小さな私のきもち。
 
 
初日に抜き出したお札を、封筒にそっと戻した。
 
 
それでも予定よりは少ないのだけど
私もお金も喜んでいた。
 
 
 
だから、よかった。
 
 
わたしはただそこに居れて、しあわせだった。
それだけだった。
 
自分の価値?なんのことだ。
 
わたしって、ばかだよなぁ。
 
 
 
 
予想外のところでくるくるしたけど、
 
いろいろ考えなくてもだいじょうぶ。
 
 
 
長すぎる、心の記録でありました。