手のひらと足のうら
1月10日
今日はゆっくりと朝起きて
大好物の炊き込みごはんを食べて
おばあちゃんの所へ。
今日はベットに寝ていたおばあちゃん。
目はつむっているけれど
ぱちぱちとして、起きているのかな。
冷たい足を両手で温めて
親子で世間話をしながらマッサージ。
カスターオイルをたっぷりつけて
むくんだ足を包みます。
今日はエステですよ、綺麗になりますよ〜
気持ちいいですか?
なんて言って、
冷たい足を温める。
おばあちゃんと共に歩んできた足の爪は、真っ白で分厚くてカッチカチ。亀の爪のよう。
足はむくんで大きく、象のよう
温度は冷たく、氷のよう。
包んで、さすって、あっためる。
おばあちゃんのお肌は
柔く白く透明で、美しい。
とってもとってもきれい。
大切に大切に。
それでは
歌でも歌いますか、と冬らしく
やーまーはしろーがね〜♪と言おうとしたら、
やーまーは招くよ〜と母親。
ん?それ小学校の校歌じゃないですか!笑
そしたら出てくる出てくる、懐かしい歌詞たち。
するりするりと、何も考えないで、大笑いしながら母校の校歌を3番まで歌いきり、
すっごーーーい!とまた大笑い。
体が覚えてるって、こういうことね。
頭じゃ忘れても
体が覚えてる。心が覚えてる。
そうだ、おばあちゃんもきっと、そう。
血が巡ると、白い肌が桜色。
少しずつ体に戻ってきたおばあちゃん。
耳元で声をかけると
うなづいてくれる。
時々足をピクンと動かして
私に応えてくれる。
足を指先からかかとまでさわって
もんで、自己流の足裏マッサージ。
手のひらと足のうら
おばあちゃんと私は繋がった。
全部を委ねてもらって、
足をさわらせてもらって、
それはしあわせな時間。
愛されている時間でありました。
今日もありがとう。
おばあちゃん、愛してくれてありがとう。
今日もすてきだよ(*^^*)