満月のひとつ前
ゆらゆらハンモックの中に
気がすむまで引きこもったどうしょもない1日は
結果いい日だった。
ゆらゆらと揺れながらあの時考えていたことは
もうどこか霞んでる
風が吹くのはいつかわからないけど
どこからか吹いてきて
それはいつの間にやら来ているからハッとするような。待っていたような。
自分の意図しないところで移り変わる感情に
振り回されるような。ありがたいような。
考えてもどうしようもないことがある。
ひたすら感じてみたらあとは身をまかせるしかないのかな。
そうじゃん。今のこの感覚にただ委ねる。
はーーーーーーーー
余計なものはいらないよ。
このへたくそぽん
少しだけ、体が動き出す。
おばあちゃんに会いたい。
今夜も空が明るくて
そして涼しい静かな夜。
また窓際で寝ることにする。
もうすぐ満月だ。
また私のお月さんベッドに包まれてまるまるだ。
おやすみなさい。
あ、朝だ。