タメさんの話とオペラ
今日感じたこと。
いつもボランティアで、体操やレクレーションに来てくれるUさんが、今日は思いで話を聞かせてくれた。まるで小説を朗読してくれてるみたいに。
小学校の頃の記憶を手繰り寄せて、Uさんは話してくれました。
大人になってから、ふいに思い出す風景が、
人の想いにふれ、ある時忘れられない想い出になる。
時を越えて人の心を動かしていく、思い出の中のきれいな瞳。
わけはわからなくても、事情はしらなくても、きれいな瞳は人の心にしみていくんだ。
心の叫びは届くんだ。
なぜだかわからないけど心に残る。ふいに思い出すそんな出来事って、こころにゆっくりゆっくり何かが染みていて、今はわからないけど、きっとそれを受け取る準備をしているのかな。
それとも、いつだってそのまっすぐなメッセージは伝わっていて、でも決してその意味を頭で理解しなくたって、いいのかもしれない。ただ、染みた、それでいいのかもしれない。
言葉にはできないけど、こころは知ってるのかもしれない。
でも、なにかが繋がって言葉にできるとき、それは人の心を動かします。
私はUさんのお話を聞けて、うれしかった。
繊細なこころを、声にして伝えてくれるUさんに私は静かに感動したんだ。
忘れてしまいそうな日常の一コマ
ただのできごと。ただの人。
だれかにとってはなんでもない事も、人によって、見方によって、意味をもつ。
それがうれしかった。
出来事はひとつだけど、感じ方はいっぱいある。
傷ついたきれいな瞳のタメさんが生きていたこと。それで、人のこころが動いたこと。
それがまた人に伝わっていくこと。
心がつんと切なくなって、でも体がじんとあったかくなりました。
タメさんのお話を聞いた後、Uさんが好きな音楽を聴くことに。
それはオペラでした。
オペラはこうやってじっくり聴くのは初めてで、すこしそわそわ。
でも、目を閉じて聴いているとそわそわはなくなって。
Uさん、オペラすきなんだなぁ。って思ってたら、Uさんが、なんだか歌いたくなっちゃった🎵って。
私はうれしくなって、聴かせてくださいっ(*^^*)とお願いしました。
そして、Uさんのオペラを聴いたのです。
とってもきれいな声だった。感動した。
今日は知らないUさんの一面にふれ
そして、オペラが好きになりました。
今までオペラなんて正直興味なかったんだけど、目の前で歌を聴いて
Uさんのやさしいところが歌に乗って届いてきてね、とーってもいい時間だったのです。
それはそれは、すてきな時間。
あー今日は楽しかった。
人の知らない一面にふれると、なんというか嬉しくてふぁってなって
ぐんとすきになる。
素直に表現できるひとって、なんてすてきなんだろう。
うまく言えないのだけど、とにかく今日は
そんな余韻に包まれて、うれしいのでした。
どんな出来事も、すばらしいって、
うん、そうなんだなって気持ちでいっぱいなのでした(*^^*)
きれいな瞳が曇ることのない、世界でありますように☆